「ちゃんとしなきゃ」「真面目でいなきゃ」
ずっとそうやって生きてきました。
でも、ある日ふと――
「このままじゃ、私の人生が終わっちゃう」って思ったんです。
毎日を“なんとなく”で過ごしてた私
少し前まで、私は正社員でフルタイムで働いていました。
気づけば28年。
真面目に、周りに合わせてながら何の疑問を持つことなく働き続けていました。
毎日残業して、クタクタで帰って、
適当にごはんを食べてビール飲んで、寝るだけ。
……いや、そのうち「寝ようとしても眠れない」毎日。
頭が冴えてなかなか眠れず、
「明日起きられなかったらどうしよう」って不安でいっぱい。
ベッドに入るのが怖くて、気づいたら床で寝ちゃってる、なんてことも。
辞められなかった理由
「ゆっくり休みたいなぁ」「そもそもなんで毎日こんなに働くんだ??」
頭の中で「会社で働く事」への疑問をかかえながら日々を過ごしていました。
それでも会社は辞められなかった。
理由は…お金。
よほどの事が無い限り約束された「お給料」、安定した収入。
「この安定、手放して生きていけるの?」
「私、ただ逃げたいだけなんじゃないの?」
「やりたいこともないのに…?」
そんな言葉が、いつもぐるぐる頭の中を回っていました。
辞めるなんて、ただのワガママじゃないか。
やりたい事もないくせに。
って、自分を責めてました。
妹の病気と一曲の歌が、私を目覚めさせた
そんなある日、妹に病気が見つかりました。
その瞬間、心が大きく揺れ,あらためて思ったんです。
「人生は永遠では無い、時間には限りがある」って…
そんな時ふと聞いたMr.Childrenの「himawari」。
知ってた曲なのに、
そのときは歌詞が、グサッと心に突き刺さり、理由のわからない涙が溢れました。
「僕はまっすぐに 真剣に生きているのだろうか?」
……その時の私にはこう聴こえ、「私に言ってるの?」って思ったのです。
空気を乱さないように、いつも周りに合わせ、自分の気持ちを押し殺して、
「自分の気持ち」をいつも後回しにしてきた。
そんな生き方をしてた自分に、問いかけられてるように感じました。
そして心の底から
「このままじゃイヤだ」って本気で思いました。
安定を手放すのは、やっぱり怖かった
あの日から約1年後、勇気を出して会社を辞めました。
50歳を過ぎて、安定した職を手放すなんて!
本当に怖かった。。。
今だって、先の事を考えると怖いです。
収入は半分になり、派遣社員という不安定な働き方。
「これからどうしよう…」って不安はいつもあります。
でも、不思議と
「前の生活に戻りたい」と思ったことは、一度もありません。
今はお金と引き換えに、自分の時間(心)を取り戻せたと思っています。
自分を取り戻せた朝の時間
会社を辞めてから、生活リズムが整って、
今では早寝早起きが当たり前に。
早朝ウォーキングも1年続いています。
朝の澄んだ空気を吸いながら歩くと、
心と体がすっきりして、前向きになれるんです。
ウォーキングは私にとって大切な時間となっています。
夜型だった私が、毎日早起き出来ていることが、こんな小さな事が
自己肯定感をグッと上げてくれています。
今、私は「自分の人生」を生きてる
あの日「himawari」を聴いてから、
私の人生の舵は、間違いなく切られました。
大きな夢があるわけでも、
明確なビジョンがあるわけでもないけど。
「自分の気持ちを信じてみよう」って
頭じゃなく、心で選んだこの道が、
私の人生の「再スタート」なんだと思っています。
今、少しずつ「自分を生きる感覚」を取り戻してる途中です。
ゆっくりだけど、新しい一歩を踏み出しています。
最後に
もし今、
「このままでいいのかな…」って感じているなら
無理に答えを出さなくてもいいと思います。
でも「心の中の小さな声」にちょっとだけ耳を傾けてみてください。
そこには「本当の自分」に繋がるヒントがきっとありますよ!
わたしもまだ道の途中。
でも「自分の気持ちに正直に生きていいんだ」って、今は思えるようになりました。
一緒にゆっくり、自分のペースで歩いていきましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも「おはぎはつぶあん ごきげんライフ」をどうぞよろしくお願いします!

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